E2026\#2 シラバスと黒本対応表
シラバス(E2026#2から適用)
📊 黒本第2版 × E2026#1 シラバス 最終確定対応表
【判定基準】
- ◎ 必須(完全合致): シラバスに明記されており、黒本の問題がそのまま本番の得点に直結する領域。
- △ 一部(取捨選択): 章の中に「出るもの」と「出ないもの(旧オプション化など優先度が低いもの)」が混在する領域。
- ❌ 範囲外(不要): 現在のシラバスの共通コア(全員必須)範囲から完全に削除、または出題されない領域。
📐 1. 応用数学・機械学習の基礎(第1章 〜 第9章)
| 章 | タイトル | 判定 | 精密分析とE2026#1に向けた対策・注意点 |
|---|---|---|---|
| 1 | 線形代数 | ❌ | 【完全範囲外】 シラバスの「数学的基礎」から線形代数の独立大項目は消去されています。特異値分解(SVD)や固有値分解の計算も不要です。本書の計算問題(固有値算出など)は一切解く必要がありません。 |
| 2 | 確率・統計 | ◎ | 【必須・出題増】 ガウス分布、ベイズ定理は必須です。さらにシラバス側で「確率モデルのパラメータ推定(MAP推定、最尤推定)」が補強されたため、黒本の解説にある数式プロセスまで完璧に理解してください。 |
| 3 | 情報理論 | ◎ | 【必須】 自己情報量、シャノンエントロピー、KLダイバージェンス、交差エントロピーは、深層学習の損失関数を理解するベースとして直球で出題されます。全問必須です。 |
| 4 | 機械学習の基礎 | ◎ | 【必須+アルファ要】 汎化誤差、未学習・過学習、モデルの選択など概念は100%必須。ただし、最新シラバスで新規追加された「パターン認識(kd-tree、距離指標)」の計算は黒本第2版に未収録なため、認定プログラム側で補完が必要です。 |
| 5 | 前処理・特徴選択・性能指標 | ◎ | 【必須+アルファ要】 混同行列(Confusion Matrix)、Precision、Recall、F値、ROC/AUCは頻出。ただし、最新シラバス追加の「パープレキシティ(Perplexity)」は言語モデルの指標として本書にないため別途要学習。 |
| 6 | モデルの評価・正則化・ハイパーパラメータ探索 | ◎ | 【必須】 ホールドアウト法、交差検証、L1/L2正則化の数式的意味、ドロップアウトは必須。シラバスから「正則化項の係数」という細かい文言は削られましたが、正則化の仕組み自体は必須コアです。 |
| 7 | 教師あり学習の各種アルゴリズム | △ | 【要注意:ほぼ不要】 シラバス改定で「オプション」に退いた経緯があり、E2026#1のコア(共通)試験ではSVM、決定木、ランダムフォレスト、ロジスティック回帰、線形回帰の深い計算問題は出題されません。各アルゴリズムの特徴(例:決定木は解釈性が高い、など)を文章題レベルで知っていれば十分で、黒本の重い計算は飛ばして構いません。 |
| 8 | 教師なし学習の各種アルゴリズム | ❌ | 【範囲外】 k-means(クラスタリング)や主成分分析(PCA)などの古典的教師なし学習は、現在の共通コア範囲から実質的に外れています(オートエンコーダ等の深層系に枠を譲っています)。黒本のこの章は丸ごとスキップして問題ありません。 |
| 9 | 強化学習の各種アルゴリズム | △ | 【一部のみ】 機械学習(古典)としての強化学習大項目は縮小傾向です。ただし、ベルマン方程式、割引報酬和、収益といった「状態価値関数」の基本数式は、第17章の「深層強化学習(DQN)」を解くための絶対的な前提知識となるため、数式の形だけはここでマスターする必要があります。 |
🧠 2. 深層学習・基礎(第10章 〜 第14章)
| 章 | タイトル | 判定 | 精密分析とE2026#1に向けた対策・注意点 |
|---|---|---|---|
| 10 | 深層学習の概要 | ◎ | 【必須】 活性化関数(Sigmoid, ReLU, Tanhなど)の特性、パーセプトロンの限界、多層化の意義。基本中の基本として全問正解必須です。 |
| 11 | 順伝播計算と逆伝播計算 | ◎ | 【必須・最重要】 誤差逆伝播(バックプロパゲーション)の連鎖律(チェインルール)を用いた微分計算は、E資格で最も「手を動かす」部分です。計算プロセスをすべて書き出せるレベルまでやり込んでください。 |
| 12 | 最適化手法 | ◎ | 【必須】 SGD、Momentum、AdaGrad、RMSprop、Adamの数式上のアップデートの違い、およびバッチ正規化(Batch Norm)、レイヤ正規化(Layer Norm)の適用次元の違いは頻出。完璧にしてください。 |
| 13 | 畳み込みニューラルネットワーク | △ | 【必須だが一部削除・不足あり】 CNNの畳み込み・プーリング計算、GoogLeNet、ResNet、MobileNetなどのアーキテクチャは必須。ただし、シラバスから「CAM(Class Activation Map)」が削除されたため、黒本のCAMの問題はパスしてOK。また、超頻出のVision Transformer(ViT)やSwin Transformerの問題がこの章(2021年本)には決定的に不足しているため、別教材での補強が死活問題になります。 |
| 14 | 再帰型ニューラルネットワーク | ◎ | 【必須】 RNN、LSTM、GRUの内部ゲート構造(忘却ゲート、入力ゲート等)の数式と役割の不一致を突く問題がよく出ます。BPTTの勾配消失問題も含め、全問必須です。 |
🌐 3. 深層学習・応用 & 環境(第15章 〜 第19章)
| 章 | タイトル | 判定 | 精密分析とE2026#1に向けた対策・注意点 |
|---|---|---|---|
| 15 | 深層学習を用いた自然言語処理 | △ | 【基礎のみ◎・最新トレンドは❌(大不足)】 Seq2Seq、Attentionの仕組み、初期のTransformer、BERTの事前学習(Masked LMなど)の基礎問題としては非常に優秀です。しかし、最新シラバスの核である「Next token prediction」「RAG」「自己回帰(LLMのデコーダ動作)」に関する問題は1問もありません。本書を終えた後、必ず最新の認定プログラムのLLMパートを暗記する勢いで補強してください。 |
| 16 | 深層学習を用いた生成モデル | △ | 【基礎のみ◎・最新トレンドは❌(大不足)】 VAEの潜在変数・下限(ELBO)の数式、GANのミニマックス目的関数の数式を学ぶには最適です。しかし、現在の主役である「拡散モデル(DDPM等)」の詳細なステップや、生成AI周りの最新の自己回帰手法はカバーされていません。 |
| 17 | 深層学習を用いた強化学習 | ◎ | 【必須】 DQN(Deep Q-Network)のTarget Network、Experience Replayの仕組みは現在も共通コアの主役です。黒本の問題を完璧に解けるようにしてください。 |
| 18 | 開発・運用環境 | △ | 【一部削除あり】 モデル並列・データ並列、クラスター環境、GPU/TPU、ONNXなどの知識は必須です。ただし、シラバスから「IoTデバイス」という単語は削除されたため、エッジ特有の古いミドルウェア問題などは深追い不要です。 |
| 19 | 総仕上げ問題(模擬試験) | ◎ | 【必須だが引き算が必要】 応用数学(線形代数)やSVM・決定木、CAMなどの問題が混ざっていますが、それ以外の深層学習の基礎・計算問題を「120分という時間感覚」で解くトレーニングとして非常に有用です。 |
🎯 黒本第2版を E2026#1 で使い倒すための最短ロードマップ
黒本第2版は、2026年現在でも「深層学習の計算・数式ベース」を鍛える上ではこれ以上ない良書です。以下のロードマップに従い、出ない部分を賢く間引き、最新キーワードを認定プログラムで補う形で進めてください。
📌 Step 1: 不要・低優先度な章を完全に排除する(学習時間の30%をカット)
- 第1章(線形代数) と 第8章(教師なし学習) のページには付箋を貼り、「絶対に開かない」 と決めてください。
- 第7章(教師あり) は、各アルゴリズムの名前と「決定木は解釈性が高い」「SVMはマージン最大化」という特徴を1往復フワッと読むだけで終え、重い数式・計算問題はすべてパスします。
📌 Step 2: 「手を動かす計算問題」の徹底周回(合格の土台作り)
E資格試験で最も確実に得点源にできるのは、数式と計算の決まりきった深層学習の基礎部分です。
- 第11章(逆伝播): 連鎖律(チェインルール)の数式展開を、白紙に自分で書き出せるまでループ。
- 第12章(最適化手法): 各種オプティマイザの数式(特に対比問題)と、Batch/Layer/Instance Normalizationの適用次元の違いを完璧に暗記。
- 第13章(CNN): 畳み込み後の特徴マップサイズ、およびパラメータ数の計算問題を1秒で解けるレベルにする。
- 第14章(RNN): LSTM/GRUの各ゲートが持つ役割(SigmoidかTanhか)の組み合わせを脳内に叩き込む。
- 第17章(深層強化学習): DQNの2大特徴(Target Network, Experience Replay)の目的を文章で説明できるようにする。
📌 Step 3: 応用領域の「基礎」だけを黒本から吸収する
- 第15章(自然言語処理)・第16章(生成モデル) は、初期のTransformer構造、BERTの事前学習、VAEのELBO数式、GANの基本損失関数までを黒本で解きます。
📌 Step 4: 認定プログラム教材で「最新キーワード」を強烈に補強する
黒本で浮かせた時間とエネルギーをすべてここに注ぎ込みます。認定プログラムのテキストやPDFから、以下のキーワードのスライドを探し、構造とアルゴリズムを暗記・補完してください。
- 画像認識: Vision Transformer (ViT), Swin Transformer (Shifted Windowの仕組み)
- 自然言語処理(LLM): Next token prediction, RAG (Retrieval-Augmented Generation), 自己回帰(デコーダのみの言語モデルの挙動), パープレキシティ (Perplexity) の数式
- 生成モデル: 拡散モデル(DDPM、順方向・逆方向プロセスの概念)
- 可視化・説明性: Integrated Gradients(CAMに代わってシラバスに深く入った手法)
※注意:E2026#1試験は「E2024#2シラバス」が適用されます。黒本第2版の確固たる基礎力に最新トレンドを上乗せすれば、最短での合格ライン突破が十分に可能です!